10.32016
IoTソリューションのアイディアを生む20のWhat if質問

IoTソリューションは、利用者のどのようなニーズを満たすのでしょうか?
米国の心理学者であったマズローが提唱した「マズローの欲求5段階説(自己実現理論)」を聞いたことがある方は多いかと思います。これは、人間の欲求を最も低い階層である生理的欲求から始まり、安全欲求、社会的欲求、尊厳欲求、そして最も高い階層である自己実現欲求の5段階に分け、低階層の欲求が充たされると、より高次の階層の欲求を欲するというものです。
国立台湾大学の科学技術学部では、人間の欲求を4段階に分け、各々の段階におけるIoTソリューションのアイディアを創出するための20のWhat if質問(もし~としたらどうなるだろうか?)を挙げています。
私たちが身に付けているモノ(例.時計やリストバンド)、私たちの身の回りにあるモノ(例.冷蔵庫や照明)をサンプルとして、想像を巡らせてみてはいかがでしょうか。思いがけないアイディアが浮かぶかもしれません。
生理ニーズ
- もし、そのモノが、自身のコンディションに関する情報を教えてくれたら?
- もし、そのモノが、利用者の好きなものをランダムに表示してくれたら?
- もし、そのモノが、全ての異なる利用者を識別してくれたら?
- もし、そのモノを通じて、利用者が仮想の世界を操ることができたら?
- もし、そのモノが、利用者の知りたい情報を自動的に調べてくれたら?
- もし、そのモノが、自身のコンディションを他の人々に発信してくれたら?
- もし、そのモノが、利用者の日々の行動をコントロールすることができたら?
- もし、そのモノが、利用者の日々の生活を自動的に記録してくれたら?
感情ニーズ
- もし、そのモノのペアが、一方が利用されている際に、もう一方が何かを表現することができたら?
- もし、そのモノが、人間と同じように知覚や五感をもっていたら?
- もし、そのモノが、人間と同じように振舞うことができたら?
- もし、そのモノが、他の人々のステータスを利用者に教えてくれたら?
交流ニーズ
- もし、そのモノを通じて、利用者が他の人々と交流することができたら?
- もし、そのモノが、利用者が現在していることを他の人々に伝えてくれたら?
- もし、そのモノを通じて、利用者のメッセージを将来に向けて発信できたら?
- もし、そのモノが、他のモノと交流することができたら?
自己実現ニーズ
- もし、そのモノが、利用者の何らかのゴールや目標に達する際、フィードバックを提供してくれたら?
- もし、そのモノが、利用者に何らかのリマインドを知らせてくれたら?
- もし、そのモノが、利用者が望んでいることを事前に予測してくれたら?
- もし、そのモノが、利用者の身体のコンディションを個人アシスタントのように教えてくれたら?