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IoT事業開発担当が知っておくべきIoTシステム構成

数年前から続いてきた「IoTはバズワード」という認識が消え、2017年も終わりに近づいた現在、既にIoTは、大手、中小企業、ベンチャーを問わず、各企業の今後の事業展開にとって、当然認識しておくべき、当たり前の概念であり、ツールとなりました。

最近では、各企業の新規事業開発、事業効率化に関するニュースでは、IoTシステムが当たり前のように使われています。現在、インターネットというシステム・技術は、人々が意識せずとも、当然のように活用されているように、数年後、IoTというシステ・技術を、意識せずに活用される社会が訪れる事と思います。

企業では、事業開発にIoTが活用され、事業開発担当者は、IoTという異分野の技術を組み合わせたシステムに立ち向かわなければならず、文系・理系・ソフトウェアエンジニア・ハードウェアエンジニアというこれまでのバックグラウンドに関係なく、IoTシステムを理解しなければ、仕事にならないと危機感を持つビジネスパーソンが増えています。

各企業様のIoT新規事業に必要なIoTシステム開発プロジェクトを複数経験(現在も継続中)したなかで、どの事業開発担当の方も横断的な知識の取得に苦労されていると、日ごろから感じています。

そこで、今後、IoTを活用した事業開発の担当になったビジネスパーソンが、理解しておくべきIoTシステムの知識について、整理、紹介していきたいと思います。

今回は、IoTシステム全体像についてです。最初に簡単にイメージしとかなければいけないのが、図1のイメージです。

 

IoTの構成要素

図1:IoTシステムの構成要素イメージ

①現実世界・・ヒトモノ環境

IoTの仕組みは、現実世界の状態や変化をセンサーで検知し、それをデータ
化するところから始まります。そのため、現実世界を構成するヒト・モノ・環境は
すべて、IoTの構成要素です。たとえば、傘に湿度センサーや加速度センサーを取り付け、湿度や傘の傾きなどのデータをネットワーク経由で収集、分析すれば、遠隔地からでも雨が降っている地点をピンポイントで把握できます。
この場合、傘というモノが必要になります。

②インプットデバイス

インプットデバイスとは、現実世界の状態や変化を検知するセンサーなどを搭載し、ネットワーク接続機能を持った機器です。例えば、心拍を検知し、そのデータをスマートフォンと同期させる腕輪型ウェアラブル端末は、ヒトの心
拍の変化を「入力=インプット」するインプットデバイスです。

③データ

IoTでは、インプットデバイスから得られる様々な現実世界のヒト・モノ・環境に関する情報を活用する。現実世界の状態や変化を見える化したデータは、IoTの仕組みのなかでも主要な構成要素です。

④コネクション(ネットワーク)

IoTにおけるコネクションとは、インプットデバイスを通じて入力されたデータをインターネットの向こう側に送る際の経路です。主たるコネクションは、インプットデバイスとサーバを直接インターネットで接続するルートと、ゲートウェイ端末(スマートフォンなど)を通じてインターネット接続するルートの2種類です。

⑤サーバー

サーバ(クラウドサービスまたはローカルサーバ)では、現実世界のデータをデータベースに蓄積し、各種アプリケーションを使って、新たな知見を発見したり、効率的にデータを分析したりする。

⑥アナリティクス

IoTでは、サーバに蓄積されたデータを「分析=アナリティクス」することが、現実世界の状況や変化を可視化し、問題を発見し、トラブルを事前予測し、問題の解決方法を提示し、モノやヒトを制御する上で重要になります。アナリティクスでは、必要に応じて、機械学習などに代表される人工知能の技術を活用します。

⑦アクチュエーションデバイス

アクチュエーションデバイスとは、アナリティクスで生成された新たな情報・知識・知恵に基づいて現実世界にアクションする機器です。例えば、ヒト型ロボットが、画像センサーから得られたユーザーの表情というデータを分析し、心理状態に応じてユーザーに話しかければ、そのロボットがアクチュエーションデバイスになります。

 

参考文献:IoTビジネス入門&実践講座

IoTコンパスで事業の方向性を検討する

  1. IoTビジネスコンパス① ~IoTビジネスをどこから手を付けるか~

  2. IoTビジネスコンパス② ~IoTを使った価値提案の型を知る~

  3. IoTビジネスコンパス③ ~価値提案の生成 6パターン~ 

  4. IoTビジネスコンパス④ ~6つのマネタイズ方法~

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