IoTトピック

モノとモノをつなげることによって価値を創造する

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IoTを活用したイノベーションは、テクノロジーを超えて革新的なアイディアを創出できる人々のところにやってきます。イノベーションの本質は、世の中にあるモノとモノを組み合わせることにあります。

例えば、ラジカセはラジオとカセット、コピー機は電話とファックスを組み合わせることによって生まれたプロダクトです。カツカレーは、読売ジャイアンツの千葉茂が「別々に食べるのは面倒だから、カレーの上にカツを乗せてくれ」と注文したことがきっかけで生まれたそうです。

IoTの場合、モノとモノを物理的に組みさわせたり、結合させたりする必要はありません。ネットワークを介してそれらを可能にすれば良いのです。例えば、信号機と信号機、信号機と車両、信号機と渋滞情報パネルがネットワークを通じてコミュニケーションできるとしたら?気象衛星とスプリンクラー、スプリンクラーと植物がネットワークを通じて交流することができたら?

テクノロジー・プロバイダーのシスコによれば、世の中にある99%以上のモノは未だにネットワークにつながっていないそうです。IoTは、組み合わせによるイノベーションの宝庫であり、そこには無数のビジネス機会が存在しているといえるでしょう。zu

「IoTビジネス入門&実践講座」においても少し事例を取り上げましたが、モノのモノとつなげることによって新しい価値の創造を実践しているNest社のケースをご紹介しましょう。同社は、学習サーモスタット(室内温度調節機)、煙探知機、監視カメラというスマートホームを構成する主要プロダクトを中核とし、サードパーティのプロダクトやサービスと連携できるオープンプラットフォームを提供しています。これが、「Nest開発者プログラム(Nest Developer Program)」というプログラムで、50社以上の企業が参加しているようです。

例えば、自動車で帰宅する途中で家の空調を設定する、最も電気料金が安い時間帯に遠隔から洗濯機を回す、ウェアラブルで監視された睡眠状態に応じて温度を変える、有害ガスを検知したらLED電球を点滅させるなどが実現されるようです。また、昨年はイーロン・マスクが会長を務める太陽光発電大手のSolarCityとの提携を発表し、晴れた日中にはエアコンを太陽光発電によってコントロールできるようにするとのことです。

インターネットとは、本来ネットワークのネットワークを意味します。自社のプロダクトで閉じたIoTだけでなく、モノとモノを幅広く連携させることによって新しい価値が生まれると同時に、IoTの普及が加速するかもしれません。

寄稿:ビジネスイノベーションハブ株式会社 代表取締役 白井和康

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