IoTビジネス入門&実践講座

IoTビジネスモデルの3つのパターン

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ビジネスモデルのパターンとは、いくつかのビジネスモデルに共通する「共通の型」です。本体ではなく消耗品で利益を稼ぐジレットモデル(剃刀の刃と替刃、プリンターとトナー)、余分な付帯サービスを徹底的に省くノーフリル(QBハウス、格安航空サービス)などはその典型です。

ここでは、IoTビジネスモデルにおいて形成されつつあり3つのビジネスモデルのパターンをご紹介したいと思います。

プロダクト・アズ・ア・サービス

プロダクト・アズ・ア・サービスとは、センサーが取り付けられた製品を通じて様々なサービスを提供するビジネスモデルのパターンです。オランダの家電メーカーであるフィリップスは、同社の目指すべき方向性をライティング・アズ・ア・サービス(サービスとしての照明を提供する)というフレーズで掲げています。また、英国のロールス・ロイスは、顧客である航空会社に対してパワー・バイ・アワーというサービスの提供をスタートしました。これは、ジェットエンジンのスポット販売と年間固定の保守料金という従来の物販モデルから、飛行時間とエンジン出力に応じたサービス課金モデルへの転換を意味します。世界の多くのメーカーの中で、コンポーネント・メーカーの約40%、アセンブリ・メーカーの約20%が、より良い顧客との交流と新たな収益源の獲得に向けて、18年までにプロダクト・アズ・ア・サービスに転換するであろうと予測されています。

センシング・アズ・ア・サービス

コネクテッド・シティ(スマート・シティ)を実現するために、既存の社会インフラの全てを刷新しなければならないとしたら、気が遠くほどのお金がかかります。センシング・アズ・ア・サービスとは、既存の様々な私有財(駐車場など)や公共財(道路や橋など)にセンサーを取り付け、そこから収集されるデータを、それらの財の運用保守やサービスレベルの向上、新たなサービスの創出に対して活用するものです。たとえば、信号機や自動車、バスやタクシーなどにセンサーを取り付け、センサーからのデータをクラウド上で共有することで、様々な用途での利用が可能になるでしょう。市街や道路を管理する自治体は都市計画に、バス会社やタクシー会社は運行状況の把握やルートの選択などに、こうしたデータを役立てることができると期待されています。

プラットフォーム・アズ・ア・サービス

プラットフォーム・アズ・ア・サービスとは、IoTビジネスに参画する企業に対して、オープン・プラットフォームを提供するモデルです。このプラットフォームは通常、ハブとなるデバイス、ネットワーク、ソフトウェア・プラットフォーム、クラウド・サービスなどで構成される。例えば、GEが提供するPredictはインダストリアル・インターネット領域、Nestが提供するコネクテッド・ホーム領域におけるオープン・プラットフォームを目指しています。これらのプラットフォームが事実上のスタンダードとなれば、マイクロソフトのWindowsのような存在になるかもしれません。

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