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IoT進化の5つのステップ

イタリアのテクノロジー・コンサルティングファームであるカサレッジオ社は、この中で、IoTの進化を5つのステップに分けて、インフォグラフィックで説明しています。

ステップ1)世界中のモノの索引が作られる

世界中のモノの位置が特定される。ただし、モノとの情報のやり取りはない。たとえば、世界中の建造物ついての情報がインターネット上で閲覧できる。これを実現するテクノロジーには、AR(拡張現実、現実世界の物事に対してコンピュータによる情報を付加すること)、ジオタギング(ビデオ、ウェブサイト、SMSメッセージ、QRコード、RSSフィードといった数種類のメディアに地理識別メタデータを追加するプロセス)、GPS(地球上に存在するモノの現在位置を測定するためのシステム)などがある。私たちが何かと利用しているGoogle Earthは、代表的なアプリである。

ステップ2)世界中のモノがネットワークでつながる

移動するモノの位置が特定される。まだ、モノとの情報のやり取りはない。たとえば、送った荷物はウェブ上で追跡され、今どこにあるかがわかる。これを実現するテクノロジーには、NFC(近距離無線通信)、バーコード画像認識(画像データの画像内容を分析してその形状を認識すること)などがある。町並み、ラジオ、テレビで流れている音楽を認識できるShazamは代表的なアプリである。

ステップ3)世界中のモノが制御される

モノはインターネットに接続され、ユーザーと互いに情報をやり取りする。会話したり、注文を受けたり、自らの情報をユーザーに提供する。たとえば、落とした鍵や盗まれた車といったモノは、自らの場所をユーザーに教えてくれる。遠隔コントロールは、これを実現するテクノロジーである。現在、多くの企業が取り組んでいる代表的なIoTソリューション領域である。

ステップ4)世界中のモノが互いに会話する

モノは、互いに会話し、特定の状況に対して自ら行動する。たとえば、植物は乾燥するとスプリンクラーに放水してほしいと伝える。M2M(機械と機械が通信ネットワークを介して互いに情報をやり取りすることにより自律的に高度な制御や動作を行うこと)のさらなる進化は、これを実現するテクノロジーである。iPhoneとナイキシューズ(Nike+)は、このステップの分かりやすい例である。

ステップ5)世界中のモノがもっと賢くなる

モノは、新たな知識として利用できる情報をネットに伝える。たとえば、渋滞時や悪天候時には、アラームがいつもより早く鳴り出す。AI(人工知能)、OGC(オブジェクトによって生成されるコンテンツ)は、これを実現するテクノロジーである。近未来の自動運転車、産業ロボットなどはこの典型である。

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IoTという概念が生まれたのが1999年、Google Earthが配布されたのが2005年、IoT時代の幕開けと一般的に言われているのが2009年あたりです。今年2016年は、おおよそステップ3の段階にあるのでしょう。次のステップにおいては、、車と信号機が会話したり、冷蔵庫電子レンジが会話することができる世の中になるのしょうか?

9月2日 「IoTビジネス入門&実践講座」発売

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