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IoTビジネスコンパス② ~IoTを使った価値提案の型を知る~

どんな価値を提供する事が出来るか?

前回よりIoTビジネスをゼロから考える為のツール・手法の一例として、「IoTビジネスコンパス」の活用をご紹介しております。

IoTビジネスコンパスは、ビジネスモデルを4つの次元に分け、各々の次元を6つのレベル(単純/単一的なものから、複雑/複合的なものまで)に整理し、IoTを利用した新規事業を段階的に進化させていくための地図とコンパスの役割を果たします。

前回、自転車メーカーの新規事業企画担当になったつもりで、IoTを使った新規事業企画を考える際のとっかかりとして、どの市場に対してアプローチするかを考え、IoTビジネスコンパスで言う、Whoの部分で、レベル1「中核市場の成長」という指針を参考に、最も自社リソースが活用しやすいと思われる既存市場を選択しました。

IoTビジネスコンパス_概要

図1 IoTビジネスコンパス_概要

次に、既存市場に対し、「何の価値を提供するか」について考えていきます。図1の部分、中央、「WHAT」の部分は、IoTを使ったサービスでの価値提案はどのようなものがあるかを検討する次元です。

価値提案を検討するにあたっては、顧客の真のニーズをに対する仮説を立てる「顧客ジョブマップ」や、顧客に対する価値提案をデザインする「価値提案キャンバス」などのツールを使った手法がありますが、それらの詳細検討の為のツールは、IoTビジネス企画の方向性を、ざっくり決めた後に、活用するとより効果的です。では、どのように「ざっくり決めるか」ですが、ここでは、WHATの部分に入るIoT価値提案の基礎となる6つの型を使って仮決めする手法をご紹介したいと思います。

WHAT?

~様々なIoT先行事例から導き出した、6つの価値提案の型~

IoT 6つの価値提案の型 IoTrial by Ogiwara

図2 IoT 6つの価値提案の型

今回、すでに、具現化されている国内外の様々なIoT製品・サービス事例における価値提案の分析を元に、IoTサービスにおける価値提案の基礎となる6つ型を考えてみました。図2 IoT 6つの価値提案の型は、「レベル1 取引コスト削減」から「レベル6 One-To-Oneカスタマイズ」まで、6レベルあります。このレベル分けは、具現化の難易度・提案されている事例の多さを鑑み総合的に検討した結果、便宜的に設定したもので、企業によっては、「レベル1の取引コスト削減」より、「レベル4の意思決定の自動化」のほうが取り組みやすい価値提案である場合もあるので、あくまで、ビジネス企画をゼロから検討する際の指針として活用して頂けたらと考えています。

ちなみに、、現在までに調査した287の事例の80%以上で、直接的な表現ではないにしろ、「取引コスト削減」を特徴として謳っており、IoTにおける、主要な価値提案のひとつである事が確実なので、是非参考にして頂きたいと思います。取引コスト削減に関する説明はこちらの記事もご参照ください。IoTビジネスコンパス②_WHO WHAT

今回は、自転車メーカー企画担当として、価値提案の方向性を「ざっくり決める」 為に、まずは、「取引コスト削減」という価値提案を選択したいと思います。

各価値提案の詳細説明などについては、今後開催するセミナーやブログなどで、随時ご紹介させて頂きたいと思います。

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2016年1月17日 IoTビジネスコンパス①

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