IoTトピック

IoTを活用したビジネスの第一歩の考え方

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最近、ニュースで流れている横浜市のマンション傾斜問題。このニュースで、現場担当者の煩雑な作業内容が報道されているのを見て、「結局仕事とは面倒で膨大な細かい作業の積み重ねだ」という事を改めて認識しています。

これらの、細かい面倒な膨大な作業は、当然やるべき作業ですが、ビジネスの現場では大なり小なり、できていなかったり、対応する事をあきらめてしまったりする事が多いのが現実です。 なぜなら、当然やるべき作業は、人間の監視・制御・行動が必要で、それには人件費というコストや人手不足が大きな問題になっているからです。

但し、このような状況は、新規IoTビジネスを企画するうえでは、大きなチャンスといえます。 これまで、人件費がかかりすぎてあきらめていたり、出来ていなかった、きめ細かな作業が、IoT活用によって対応する事が可能になるからです。

IoTの活用方法の有名な考え方に、人がかかわらなくても「モニタリング」「制御」「最適化」「自律性」が可能になるというものがあります。

①モニタリング:センサーを搭載したIoTハードウェア製品によって、製品の状態・稼働状況・外部環境を把握し、環境・性能の変化が起これば、利用者に注意喚起することが可能になります。遠隔地のIoT製品も一か所で集中的にモニタリングする事も可能です。

②制御:IoT製品やクラウド上にあるソフトウェア(アルゴリズム)によって、製品の挙動を制御することが可能になります。アルゴリズムは、状況や環境が予め指定した通りに変化した場合、それに対応するよう製品に指示を出すことが出来ます。例)①のモニタリングで駐車場ビル内の交通量が一定水準に達したら、②の制御によって照明をつける。

③最適化:①のモニタリングデータと②のIoT製品制御機能を組み合わせ、アルゴリズムによって、製品性能の向上や、製品の予防診断・保守点検サービスなどが可能になります。特にIoTによって製品の状況がリアルタイムで把握できるので、より高度な最適化サービスが可能になります。

④自律性:①②③が実現されてくると、IoT製品は、自ら稼働状況と環境に関するデータをもとにアルゴリズムを作動させたり、故障しそうな箇所を自己診断し、勝手に修理部品を発注し、保守点検事業者に通知するなどが可能になってきます。

IoT活用

このように、IoTを活用していくと、 今まで、当然やるべきことだったが、あきらめていたり、できていない部分を可能にすることができます。

例えば、屋外の広告看板枠を販売する広告代理店が、顧客に広告効果をアピールするとき、一番説得力があるのは、誰が・いつ・何人その看板を見たかをデータとして提示する事だと思います。当たり前だし、やるべきことだとは思いますが、そのようなデータを出せる会社はほとんどないと思います。これまでは、人手を使ってカウントするしか方法がなかったためです。一部の大手広告代理店ではそのような事をしているそうですが、人件費が相当掛かり、しかも正確にカウントするのは難しいので、現実的ではありません。

これを、IoTを使い、画像認識カメラを搭載した看板に「モニタリング」すれば、常時、何人の人が看板を見たかをカウントすることが可能になります。

当然やるべき事項だったが、これまであきらめていたことが、IoTで可能になるとても良い例ですね。

IoTビジネスを企画する際、このような考え・切り口で出発すると、提案される側も、非常に理解しやすいビジネスになるでしょう。

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